カフェのリピーターを増やすと売り上げ倍増!リピート率を上げるコツ
カフェの売上を支えてくれるのは、リピーターの存在です。
リピーターの数が多ければ、無駄な広告や宣伝、割引などをする必要もなくなります。
リピーターが多ければ、こっちから仕向けなくても、ある程度の来客が見込めることとなり、経営が安定し、先を見通すことができるようにもなります。
しかし、このリピーターはそう簡単に増えてくれるものではありません。
今回は、カフェのリピーターを増やす方法と、リピート率を上げるコツについて説明します。
カフェのリピーターを増やす方法
カフェのリピーターを増やすには、まずは多くの人に来店していただく必要があります。
来店した人全てがすべてリピーターになるような、そんなカフェはありません。
ほとんどの方が、1度限りの来店で終わってしまい、ほんの一握りの方がリピーターとして続けて来店してくれます。
多くの人の来店を促すためにも、開店直後のスタートダッシュはとても重要です。
グルメサイトなどの露出を増やし、各方面に「自分のカフェを知ってもらう」という手法を取る必要があります。
少々の臨時的な広告費が出ても実行するべきでしょう。
ただし、これは開店直後のスタートダッシュのみに留めておいたほうが無難と考えます。
長い間、高い広告費をかけておく必要はありません。
「一度サイトで見たけれど、来店しなかった。」
このような人は、その後も来店することはないでしょう。
サイト内で劇的な変化があれば、再度興味を持ち来店してくれるかもしれませんが、サイトに目新しい変化がなければ、再度スルーされて終了です。
ならば、割引など行ったらどうか?
確かに、一時的に来店は増えるでしょう。
ただ、この割引をきっかけに来店した人は「割引目当て」で来店した人です。
通常料金に戻ったときには、来店することなく、リピーターになる確率は低いでしょう。
では、どうしたらリピーターを増やすことができるのでしょうか。
リピーターを増やすには、リピーターに頼る
リピーターはリピーターを呼んでくれます。
リピーターが呼んでくれるリピーターは、どこか元のリピーターに繋がるものを持っています。
趣味であったり、性格であったり、価値観が同じような人を連れてきてくれます。
その新たなリピーターが、またリピーター候補を連れてきてくれる。
これが、カフェにとって理想の流れとなり、経営する側も楽になります。
定期的にリピートしてくれるため、売上の安定化はもちろんですが、一番大きい影響は、客層が安定してくれることです。
前で書いた「割引目当てで来てくれるお客様」というのは、そういう人達です(ストレートに書くと怖いのでボカします)。
本当に、自分の経営するカフェが好きになり、来店してくれる、真のリピーターとも言うべき人達は、割引など関係なく来店してくれます。
それに、カフェというと「癒し」というものが前提のコンセプトのところが多いと思いますので、そこに自分の場所を見つけたのであれば、常識ハズレな行動はしません。
大手のファミレスとは違いますので、カフェとしては、あまりにも常識ハズレなお客様を望んでいないと思います。
同じような価値観をもったリピーターが溢れるカフェとなれば、経営も安定していきます。
リピーターのリピート率を上げるコツ
カフェ側の望むリピーターとしては、少なくとも月に1回、又は週に1回くらいの来店を望んでいるところです。
この来店頻度であれば、月の収支予想も立てやすくなりますので、経営戦略を立てやすくもなるでしょう。
しかし、これはカフェ側の都合で、リピーターを無視していることになります。
でも、少なくとも月1回くらいで来店してもらいたいといった時に、仕掛けを作っておくことが必要です。
イベントを開催し、思い出に残してもらう
割引セールをやれというわけではありません。
それをやってしまうと、前述のようになりますので、オススメはできません。
せっかくのカフェですから、料理やドリンクで勝負しましょう。
日本は毎月のようにイベントのある国です。
そのイベントに沿ったオリジナル料理やドリンクの開発をしてみてはどうでしょうか。
「今月の○○のイベントで出てきた料理がおいしかったし、来月は△△の月だから、また期待ができるな。」
と思わせることができたら、大成功です。
その来店時に友達でも連れてきてくれて、その友達が同じように考えたら、リピーターの連鎖が始まるかもしれません。
スタンプカードを作ってみる
スタンプカードには大きな役割があります。
お客様にとっては、「何個貯めると何かのサービスが受けられる」という利点となりますが、カフェ側にとっては、常にスタンプカードを目視させるという役割もあります。
スタンプカードの保管場所は、ほとんどの方が財布の中です。
ということは、常に持ち歩いてくれているわけです。
カフェなど全然関係のない、スーパーで日用品を買うときも持ち歩いてくれます。
そして、スーパーで会計を行う際に財布を開けると、そこには自分のカフェのスタンプカードが存在します。
常に目視してもらうことにより、リピーターが忘れかけていた記憶を思い出すキッカケとなります。
1度リピーターになったということは、何かのキッカケさえあれば、また来店してくれることも十分にありえます。
「○○さん、リピーターだったのに、最近来ないな。ウチの店が嫌いになったのかな」
そうではありません。
本人の都合もあるとは思いますが、「忘れていた」ということもあると思います。
自分のカフェを思い出してもらうキッカケをリピーターに与えるのが、カフェ側としてスタンプカードを作る目的です。
まとめ
「カフェのリピーターを増やすと売り上げ倍増!リピート率を上げるコツ」を説明してきました。
どれだけ多くのリピーターを確保できるかが、カフェ存続の鍵を握っていると言っても良いくらいに、リピーターは重要です。
「ほっといても来てくれる」と鷹をくくっていては、その高慢な態度をリピーターは察知して、最悪の場合、二度と来てくれなくなるかも知れません。
リピーターといえども、1人のお客様です。
リピーターの重要性を理解し、リピーターの記憶に残るような仕掛けを作ることがリピーターの増加、リピート率のアップに繋がっていきます。
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