カフェでアルバイトはどうやって募集するの?おすすめの求人方法は?

カフェでアルバイトはどうやって募集するの?おすすめの求人方法は?

カフェでアルバイトはどうやって募集するの?おすすめの求人方法は?

カフェの経営上、頭を常に悩ましてくれるのが、人件費です。

 

安い金額で優秀な人材が来てくれれば、それに越したことはないのですが、現在の飲食業界は「ブラック企業」の代表格が軒並み名前を連ねるほど評判は悪いです。

 

ハローワークの求人や求人誌を見ても、数多くの求人が掲載されています。

 

 

それほど、飲食業界全体が人手不足となっています。

 

 

とはいっても、カフェ運営に必要な人数は確保しなくてはいけません。

 

今回はカフェでアルバイトの募集のやり方や、おすすめの求人方法を説明します。

カフェとしてのアルバイトの募集方法

カフェでアルバイトを雇うのであれば、求人誌に載せる・ネットで募集という方法があります。

 

特にオープニングスタッフの募集となれば、これしか方法がありません。

 

 

後者の「ネットで募集」というのは、幅広く考えてください。

 

 

  • 無料求人サイトへの登録
  • ハローワークへの登録
  • ホームページでの告知

 

 

他にも方法があるかもしれませんが、この3つ、とりわけ一番上の「無料求人サイトへの登録」がもっとも効果的かもしれません。

 

今、CMでもよく流れ始めているIndeedなどが、それにあたります。

 

 

はっきり言って、「ハローワークへの登録」と「ホームページでの告知」は期待できません。

 

 

特にハローワークを使う際には、自分のカフェが雇用保険に加入している必要がありますので、個人経営カフェのレベルでは、この手法は使えない可能性が高いと思われます。

 

ホームページでの告知に関しても、オープニングスタッフの場合、ホームページ自体が世間に認知されていませんので、効果は薄い、もしくはないでしょう。

 

 

すでに営業をスタートしている場合であっても、カフェのホームページというのは、求人者が見に行く(検索する)ものではありませんので、効果は低いです。

 

店先に「アルバイト募集」と張り紙を行ったほうが、まだマシかもしれません。

 

 

ということで、カフェとしてのアルバイトの募集方法は、求人誌への掲載と無料求人サイトでの2段構えとなります。

アルバイトの募集を始める時期はいつごろから?

アルバイトの募集を開始するのは、必要とするときの遅くても1ヶ月前にはスタートしていてください。

 

募集が来て、面接→即採用と、流れだけ見れば、ごく単純で、すぐにでも決定しそうですが、その後に待っている一大イベントがあります。

 

 

教育です。

 

 

お客様から注文を受けて、配膳し、会計を行う。

 

このあたりの作業が、アルバイトに求めるところだと思いますが、この作業は単純な作業ではありません。

 

 

その店のカラーが、この作業だけではっきり出てしまいます。

 

 

  • 来店された時の挨拶
  • 悪天候だった場合のコートは預かるのか、客席にかけたままにするのか
  • オーダーを聞くときは、お客様より低い姿勢で聞くのか、それとも立ったままなのか
  • 会計時のお釣りの受け渡しは、手渡しなのか、トレーの上なのか

 

 

こういったような細かい部分を、マニュアル化してアルバイトに叩き込む必要があります。

 

 

他にも、1ヶ月も前に募集を始める根本的な理由があります。

 

それがこれです。

アルバイトを募集しても、希望者が来ない、能力のある人が来ない

現在の飲食業界は、ブラックな職種の代名詞とも言われています。

 

 

募集をかけて、せっかく来たとしても、短期間で辞めてしまったり、最悪の場合、希望者が来ないこともあります。

 

 

求人情報誌を、3回分ぐらい連続して読むと、この実態は掴めると思います。

 

慢性的な人手不足なのか、元々希望者が来ないのか分かりませんが、ほとんど同じところが求人をかけています。

 

 

その求人元にも問題があるのかもしれませんが、飲食全体の求人の数は多い状態がわかると思います。

 

 

ホンネを少し言ってしまえば、最低賃金ギリギリの安い給料で、お客様の理不尽な要求に答えなくてはならず、常にクレームに対し受身の態勢(反論できない)。

 

単純作業と思いきや、そこは食べものを扱う飲食業ですので、細かいルールや取り決めが多く、極めつけは常に立ちっぱなしの肉体労働。

 

 

わざと欠点ばかり挙げましたが、これでは希望者が来るわけはありません。

 

 

たとえ、希望者が来てくれたとしても、面接などでふるいにかけなければいけません。

 

これだけの悪条件の中、希望してくるということは、何か裏があってもおかしくありません。

 

  • なぜ、ウチ(自分のカフェ)を希望したのか
  • 同業からの転職であれば、その転職の理由

 

この2つくらいは、面と向かって聞いておく必要があると思います。

 

 

うまいことを言い並べてくると思いますが、それにだまされぬよう、注意深く聞いてください。

 

 

カフェの求人に応募するくらいですので、基本能力(人と話せる、計算ができる)くらいは備えていると思います。

 

 

アルバイトの面接といえど、軽く考えず、正社員を雇うくらいの気持ちで面接を行ってください。

求人情報に載せる際のNGワード

以前、求人者を就職に導くような仕事をしたことがあります(だいぶ前ですが)ので、その時に感じていたNGワードを少し紹介します。

 

このワードを載せると希望者が来ない、又は来たとしても、少々軽く考えている人間が来るというワード達です。

 

 

アットホーム(な雰囲気)、働きやすい

アットホームで働きやすいのであれば、求人する必要がありません。

 

残業、休日出勤なし

アルバイトですので、無理やりこの状態を作ることができますが、もし働かせてしまうと、契約的に引っかかり、オーナーの首が絞まります(訴えられた時、不利です)

 

シフト自由

シフト自由は基本ありえないはずです。

 

加えて、この文言で来る人間は、本当に自由にシフトを組んでしまう(常識はずれレベル)ので、統制が取れません。

 

 

これらは、求人を載せる上で「許されているけど、載せないほうがよい文言」です。

 

よく見かける言葉ですが、それに引きずられて来る人は、簡単に釣られてる方々です(失礼ですが)。

 

 

優良企業(業種問わず)で、ほっといても希望者が多数来てくれるような会社は、これらの言葉を使いません。

 

 

他にも、法律上で載せてはいけない文言もありますので、注意してください。

 

そのあたりは求人誌やサイトからチェックがかかると思いますので、ご安心を。

まとめ

「カフェでアルバイトの募集のやり方やおすすめの求人方法」ということで説明しました。

 

カフェでアルバイトを募集する際には、十分な期間の余裕をもって始めてください。

 

 

ここで1つ、真剣に考えなければならないこともあります。

 

 

本当にアルバイトが必要なのか。

 

 

フロアを自分1人でまわせないのであれば、アルバイトは必要でしょう。

 

 

しかし、個人経営のカフェの場合、オーナーの考えがモロにカフェの雰囲気に反映されます。

 

いくら人手が足りないからと言って、安易に雇ってしまうと、自分のポリシーとは違う考えが混在してしまい、カフェの雰囲気が壊れてしまうことがあるデメリットも知っておいてください。

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