カフェの開業資金が足りないときに融資を受ける方法と借金のリスク
カフェをやってみたいけど、開業資金が足りない。
そう思っている人も多いのではないでしょうか。
現に、開業には莫大な資金が必要ですし、この部分で夢をあきらめてしまう人もたくさんいます。
親戚、友人からかき集めてもまだ足りない。
でも、カフェをやるという意思が固く、何が何でも開業したいという時は、融資に頼るという方法もあります。
カフェの開業資金が足りないときは融資に頼る方法もあり!
カフェの開業資金が足りないときには、融資を活用する方法がありますが、デメリットがあることも覚悟しましょう。
現在、地方活性化や、若者の社会進出を後押しするために、国・地方共に開業に関する融資制度を用意しています。
中には融資ではなく、助成金で支給するケースもあります。
融資は、受け取った分に利息をつけて返さなければいけませんが、助成金の場合は、返す必要がありません。
とはいえ、公的な資金(税金)がその出資の財源となりますので、審査は厳しいことは覚悟してください。
- この営業形態で本当に今後続けていけるのか
- 事業主の今までの経歴はどうか
- 信用性はあるのか
- いったい毎月いくらぐらいの売上が見込めて、将来像がキチンと描けているのか
- もしも倒産したときの返済に関して後ろ盾はあるのか
与えられる課題は多いですが、貰ってしまえば融資であれば銀行などから借りるより低金利ですし、助成金であれば前述のとおり、貰いっぱなしです。
1度申請してみるのもいいかもしれません。
公的な融資と銀行の融資の違い
それでは銀行の融資と公的な融資ではどこに違いがあるのでしょうか。
これについては、ほとんど違いがないと思います。
ただ、公的機関の融資などよりは審査が通りやすいとは思います。
その審査を通りやすくするためには、前もっての準備が必要になります。
それは、銀行との毎月の信頼関係を築いておくことです。
実際の将来像の提示や具体的な営業プランなども大事ですが、その銀行に預金口座すら持っていない人間が、「金貸してくれ」と言っても「アンタ、何しに来た?」と追い返されるのが関の山です。
逆に、毎月定期預金をやっていて、残高が数百万もあり、付き合いの深い銀行であれば、お金を融資してくれるかもしれません。
ただ、地方の銀行くらいだと思いますけどね。
カフェ開業のために融資を受けた時の借金のリスク
融資を受け念願のカフェを開業したとしても、開業資金のうち融資での穴埋めがある場合には、その後の経営は大変です。
借りたお金が数十万くらいの融資であれば、何とかなるかもしれませんが、恐らく融資を受けると考えた場合、その額は数百万単位ではないでしょうか。
となると、毎月の返済金額も大きいものになります。
カフェの営業というものは、基本は薄利多売です。
コーヒー1杯の売上金額や純利益はたかだか知れています。
そのレベルでの収入で、毎月返済がある、マイナスでの資金スタートは相当なリスクを伴います。
返済のために借金をしたりしなくてはいけない状態になることもあるでしょう。
返済が滞り、銀行などから一括返済を迫られることがあるかもしれません。
そこから、経営の焦りというものが生まれ、それは、営業中の態度にも直結してきますので、余計売上が落ちてしまう原因を自ら作ってしまうことにもなりかねません。
できれば、融資などには頼らず、自己資金のみで開業にこぎつけたいところです。
まとめ
カフェの開業資金が足りないときに融資を受ける方法と借金のリスクということでお話して来ましたが、自己資金で賄えればそれに越したことはありません。
借りるとしても、せいぜい身内くらいの範囲であればリスクも少なく済みます。
融資は受けた時には、大金を手に入れた錯覚に陥り、無駄な支出をしてしまいがちです。
将来を考え、コツコツと現実的に返せる額というものをはじき出し、長期の見込みの計画を立ててください。
開業前の融資であっても、この融資を考えた時点で、あなたの事業は既にスタートしています。
責任ある行動と計画を行いましょう。
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