カフェ開業のための事業計画書の書き方とダウンロード先は?

カフェ開業のための事業計画書の書き方とダウンロード先は?

カフェ開業のための事業計画書の書き方とダウンロード先は?

カフェという飲食業の形態のみならず、事業を始めようという時には、何かしら計画を立ててから実行に移すものです。

 

しかし、初めて事業を起こす時には、何をどうやって、計画立てていけばいいのか全然分かりません。

 

 

そのような時には、事業計画書というものを書いてみましょう。

 

 

事業計画書という紙に必要事項を書くことによって、頭の中でぼんやりと浮かんでいたものが、文字として明確になり、作業がしやすくなっていきます。

 

今回は、カフェ開業のための、事業計画書の書き方とダウンロード先を教えます。

カフェ開業のためには事業計画書は必須?

答えだけ、先に言います。

 

 

カフェ開業には、事業計画書は必須ではありません。

 

 

無理やり作り上げる必要はありません。

 

ただ、金融機関などから融資を受けたり、自分の目的などを明確化するためには便利なツールとなり、必要な場面が発生します。

 

 

特に融資を受けようとする場合には、この事業計画書は融資の是非を決めてしまうものになりかねませんので、ある程度しっかりしたものを仕上げておく必要があります。

 

 

しかし、事業計画書と名前だけ聞くと、とても難しそうな名前です。

 

拒絶反応が出ても仕方ないでしょう。

 

そういわずに、とりあえずはどんな様式なのか、日本政策金融公庫のサイトよりダウンロードしてみましょう。

 

 

言ってしまえば、公的な融資機関です。

 

とりあえずは、このサイトの「創業計画書」というものをダウンロードしてみてください。

 

 

エクセルとPDFがありますが、どちらでも構いません。

 

同時に、記入例もダウンロードしておきましょう。

 

 

ここでダウンロードした用紙は「創業計画書」という名前ですが、分かりにくくなるため、このサイト内では「事業計画書」と呼びますので、注意してください。

事業計画書の書き方

ダウンロードした用紙を軽く目を通した後は、さっそく、書いていきましょう。

 

「え?もう?」

 

と思われるかもしれませんが、事業計画書は考えて抜いて、かっこいい言葉を並べて書くものではありません。

 

 

あくまで、目的や、やることを明確化することが狙いです。

 

 

融資を受けるために作るとなれば、少々細工(ウソを並べろというのではなく)が必要かもしれませんが、明確化させるだけであれば、難しく考える必要はありません。

 

むしろ、あなたの言葉で、思ったままを記載するべきです。

 

 

さて、記載項目は大きく分けると、4つのブロックに分けることができます。

 

  • 経営者の本心、今までの経歴(用紙の左上段)
  • やろうとしている事業の内容(用紙の左中段)
  • 実際のカフェを設立し、運営し始めた時の支出金額(用紙の左下から右中段)
  • 売上の見込みなどの将来に対する見通し(用紙の右下段)

 

2つめくらいまでは、事実そのまま並べるだけですので、そう難しいものではないでしょう。

 

問題は、3つ目以降(番号で言うと4以降)でしょう。

事業計画書の書き方のコツは、修正の繰り返し

決まっていない項目などがあるかもしれませんが、とりあえず埋められる部分だけ埋めていってください。

 

つじつまが合っていなくても大丈夫です。

 

見込み上、収支が赤字になっても、今の段階では構いません。

 

 

思いついたままで、まずは記載してください。

 

 

その後出来上がった、計画を分析していきます。

 

融資を受けるつもりがなくても、融資担当者になったような目で、「この商売はうまくいきそうなのか」「開業するときの資金は十分なのか」等、えらそうにして観察してください。

 

そうやって見ていくうちに、「ここがおかしい」「これは計算が合わない」などの問題点が見えてきます。

 

問題が発覚した段階で修正を行っていきます。

 

この作業を延々繰り返していきます。

 

 

何日もかかるかもしれませんし、何日もかけるべきと考えます。

 

 

そのカフェの信念や、開業資金としてどれだけ必要か、将来の予測などが、この事業計画書を作り上げると、全て見えてくることになります。

 

 

時間をかけるべきです。

 

 

ここをいい加減にスルーしてしまうと、後で計画がうまくいかなくなったり、言ってしまえば行き当たりばったりの、どんぶり勘定な商売になります。

 

全体的な売上の少ない、個人経営のカフェの場合、数万円の計算違いは大きな痛手となりますので、じっくり腰をすえて作成してください。

事業計画書は、「何をしなければいけないか」を考えるツールとしても使える

事業計画書に書く項目は、カフェを運営していくに際して、必要な事項が揃っています。

 

恐らく書いていくうちに、「あれも決めなくてはいけなかったか」と思うこともあるでしょう。

 

 

しかし、それでいいのです。

 

 

もしかすると、ちょっと前にはしなくてはいけないと思っていたかもしれません。

 

人間、そんなに賢くなく、その思っていたことよりも優先順位が高いものが発生すると、そちらが優先されて、忘れてしまいます。

 

 

先にも申したとおり、事業計画書の作成の目的は「見える化」です。

 

 

やるべきことを、紙に書き、見えるようにすることで、実行力を高めます。

 

この手法は、この事業計画書作成だけでなく、あらゆる場面で役に立つ手法ですので、日頃から「見える化する」という癖をつけておくといいかもしれません。

 

見える化には、もう1つ利点があります。

 

 

物事の優先順位を付けやすい。

 

 

やるべきことが、見えているのであればAよりもBが優先とか、Cが決まらないとDができないと判断しやすくなります。

 

タダでさえもやることが多くあるカフェの開業準備、又はカフェの経営中には効率よく物事をこなすスキルが非常に重要です。

 

「見える化」は、効率的に物事をこなすという場面でも、役立つやり方ですので、ぜひ、癖をつけておいてください。

まとめ

「カフェ開業のための事業計画書の書き方とダウンロード先は?」ということで説明してきました。

 

最後は、事業計画書というよりも、今後の仕事の考え方みたいになりましたが、これも事業計画を書くことにより得られる、1つの財産だと思います。

 

 

事業計画書は、必ず書いてみるべきと考えています。

 

 

面と向かって、自分の考えが目で捉えられるとともに、矛盾点や間違いなどに気づき、よりよい事業を考え出すことができるでしょう。

 

面倒と思わず、何日かけてもよいと思いますので、ひと通り閑静させてみることをオススメします。

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