一人でカフェ経営はできる?無理なく営業するコツは?

一人でカフェ経営はできる?無理なく営業するコツは?

一人でカフェ経営はできる?無理なく営業するコツは?

初めて「カフェをやってみよう」と思ったときに、どのようなカフェをイメージしました?

 

 

客席数が十分にある広いカフェという形態もありますが、席数は少なめでの小さなカフェをイメージされたのではないでしょうか。

 

 

ドラマや漫画に出てくるようなカフェは、せいぜいそういった規模ですし、自分でカフェを開業しようとしたときに、真っ先にイメージされるのが、このような個人経営のカフェだと思います。

 

 

しかし、カフェの経営は規模が小さくてもやることがたくさんあります。

 

 

今回は、一人でカフェ経営ができるのか、無理していくコツを考えていこうと思います。

一人でカフェ経営はできるのか?

一人でカフェ経営ができるかといえば、それは可能です。

 

接客から調理まで、全て経営者が行うというタイプのカフェも多く存在します。

 

 

ただ、イメージしているような優雅な(余裕のある)経営や生活ができると思っては、それは間違いです。

 

 

中には大成功を収めているカフェもあると思います。

 

 

しかし、大半は明日の生活も厳しい(金銭も肉体も)くらいのカフェばかりです。

 

 

カフェで見せている経営者の顔は、表の姿です。

 

一見、余裕そうにも見えるかもしれませんが、現実は違います。

 

お客様が来店されれば、接客に調理を行うのは当然ですが、お客様が居ない時は居ない時で、経理を行ったり、雑務を行ったりとやることは盛りだくさんです。

 

 

こういったことに加えて、新メニューの開発や、食材の仕込み、日々の経営方針、資金繰りと裏方も全部自分1人で行います。

 

 

実際、朝9時から20時までの営業時間で設定していても、それよりも前から仕込みなどはスタートしますし、20時以降もその日の売上の締めや後片付けなどが待っています。

 

 

実働としては、8時から21時くらいまでになるかもしれません。

 

当然、その間の休憩時間も、お客様が来店し続ければありません。

 

 

サラリーマンなんかよりも極悪な状態での勤務形態となります。

 

 

それに、家に帰ってからも、常にカフェのことを考えるような生活になりますので、店は空いていないけど、休日なしの24時間労働と言っても過言ではありません。

 

ただ、これらの見返りに、お客様の満足そうな笑顔や「おいしかったよ」の一言が、これらの苦労を一瞬で吹き飛ばしてくれるというのも事実です。

一人でカフェを無理なく経営していくコツは?

極悪な勤務状態でありながらも、お客様の満足な応答により、その苦労も一気に吹き飛ぶというのは、身を持って経験してきたところではありますが、根本的な解決にはなっていません。

 

 

若い頃はよいかもしれませんが、年齢を重ねるにつれて体も無理が利かなくなってきます。

 

 

根本からこの原理を解決する必要があります。

 

 

効率のよい営業時間を設定する

お客様が来ない時に、カフェを営業していても何の意味もありません。

 

 

そして、カフェを開けている限りは、いつお客様が来てもよい状態を維持している必要があります。

 

適切な営業時間を設定することにより、自分が自由に使える時間を増やしましょう。

 

 

極端な話、モーニングの営業を切ったり、コーヒーメインということであればランチ時間以降に営業時間を設定したりという荒業も必要です。

 

 

売上とのバランスを考えて営業時間を決定しましょう。

 

 

カフェの大きさはコンパクトに

個人で接客から調理まで全てこなそうとなると、対応できるお客様の数は限られてきます。

 

メニューはコーヒーだけで、それも自動抽出のマシンを使いますというのであれば、席数が20でも30でも対応できると思いますが、そんな何の魅力もないようなカフェには誰も来ません。

 

コンビニのコーヒーを飲んだほうが、低価格で済むため、需要はないでしょう。

 

 

何か特別なサービスがあるからこそ、そのカフェに行くきっかけができるわけです。

 

 

このきっかけを提供するには、やはり時間がかかってしまいます。

 

そうなると、自分のカフェの席数の妥当な数が見えてくると思います。

 

これに加えて、もう1つ考えておくところがあります。

 

 

それは、店の広さです。

 

 

いくら席数が少なくても、無駄に店の中が広いと、提供する時(その席につくまで)に時間がかかってしまいます。

 

短い時間の差でしかありませんが、来客が多ければ多いほど、このロス時間は大きなものとなります。

 

よく考えて、席数と店の大きさは決めましょう。

 

 

自宅カフェにしてしまうのも一つの手です。

 

⇒自宅カフェ開業のメリット・デメリット、注意点を紹介!

 

 

なるべく多種多様な人の意見を取り入れる姿勢をもつ

一人でカフェを経営していくと、どうしても独りよがりな考えになってしまいます。

 

 

自分の経営に口を出す人がいないため、自由といえば経営をやりやすいのですが、実際にモノが売れるか、サービスが十分かという部分とは別問題です。

 

 

一緒に考えてくれる仲間がいないので、意見を言う相手がいなければ、言ってくれる相手もいません。

 

独りよがりで方向の違うサービスを行った結果、口コミサイトで低評価を受けるという事態が発生してしまうかもしれませんし、もしも発生した場合には、取り返しのつかないことになります。

 

同業者、素直に意見をくれる常連さん、このあたりを老若男女問わず、心の支えとしておいておき、そこから効率のよいサービスを探るという手法も必要です。

 

 

体調管理には十分な配慮を行う

一人でカフェを経営していくのであれば、体調管理には十分な配慮が必要です。

 

 

一人で全てをこなすので、自分が休む=臨時休業となってしまいます。

 

 

そうなれば、当然その日の売上はゼロになります。

 

医療機関にかかれば、治療費を払いますので、その日の収支はゼロどころかマイナスとなります。

 

カフェを営業しない限りは、売上は発生しませんので、万全の体調を維持していく必要があります。

 

とは言っても、いつも元気満々という時だけではありません。

 

風邪を引く事だってあるでしょう。

 

 

そのような時は、無理せず休むという決断も必要です。

 

 

特に「食」というものを扱う職種ですので、下痢や腹痛の場合、最悪のケース(感染症や食中毒)を招く危険性もあります。

 

体調不良であれば、割り切って休んでしまい、早急に回復させて、気持ちよく営業を再開できるようにしましょう。

まとめ

「一人でカフェ経営はできる?無理なく営業するコツは?」ということで考えてみました。

 

一人でカフェを経営することは可能ですし、小規模のカフェはほとんどがこの形態を取られています。

 

ただ、全て自分一人で行うということになりますので、忙しいのは間違いありません。

 

 

万全な体調管理の元、無理しないで営業を続けていく。

 

 

この考えが一番重要です。

 

経営者は体が資本です。

 

 

何日か無理して営業したとしても、大病にかかり入院でもしてしまったら、その分の売上は消えてしまいますし、最悪閉店せざるを得ない状態に追い込まれるかもしれません。

 

そうなっては、せっかくオープンさせたカフェも台無しですし、何より喜んで来てくれていたお客様の期待を裏切ることになります。

 

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